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2020年4月10日 (金)

カチャカチャ山

いつもブログをご覧くださっている皆様、お久しぶりでございます。そして、初めてお越しくださった方々、初めまして。マーティン・ベンジャミンでございます。つい先日緊急事態宣言が出されましたが、皆様が安全であるよう願います。

家に長期的に引きこもることになり、最近「今こそ、いつもやろうと思っていた趣味のプロジェクトを始めるときだ」と言う人をよく見かけますね。個人的には、やろうと思うプロジェクトは、できるときではなく、やりたいときに行うのが一番相応しいと思いますが、この状況をポジティブに活用しようとされているのはわかります。

前の記事で書いたように、私は本を読むのが趣味ですが、それと近いもうひとつの趣味は本を書くことです。ただ、正直に言うと、「1冊の本」というよりは、「5ページほどの文学作品を書き、何かの理由で諦めて、また新しい5ページの作品を書き始める」という恐ろしい連鎖です。「家に引きこもっているから、今こそ本を完成するぞ!」と思っているのですが、それは、4月がちょうど米国で本に関するイベントが行われる特別な月だからでもあります。

そのイベントの名前は「Camp NaNoWriMo(National Novel Writing Month)」で、日本語にするならば「全米小説執筆月キャンプ」でしょうか。通常のNaNoWriMoは11月のイベントなのですが、2011年から4月と6月にも行われるようになりました。全米のイベントと聞きますと、米国に住んでいないと参加できないイメージかも知れませんが、絶望する必要はありません。世界中の誰でも参加できるイベントです。また、全米小説執筆月はちょっと覚えにくいので、私が勝手に日本語のイベント名を考えました。「カチャカチャ山」(素早く書いているとキーボードがカチャカチャうるさいので)です。

イベントの内容はとても簡単です。月初から月末までに少なくとも5万文(日本語だと10万文字)小説を書く。自分の環境によってそれが無理そうなら、量を少なくしても良い。何よりも重要なのは、毎日ゴールへ向かって書くことです。

小説を書きたくても、「どこから始めるか迷う」、「思ったように言葉が出なくて、1ページ修正するのに何日もかかる」という障害にぶつかることはよくあります。NaNoWriMoで助かるのは、少し無理やりなペースで書かないと間に合わないこと、ひとつの小説が決められた量でないといけないので、別の話に変えられないということです。でも、書いているうちに、頭の中で自分の小説とすでに出版された作品を比べ始めてしまいます。例えをあげますと、まだ始めたばかりの鍛冶屋が、正宗のような刀を作れないと落ち込むような状況です。

本を書くなら、何よりも重要なのは書くこと。後で見直して「これはひどい」と思ったとしても、書いた体験は非常に貴重な鍛錬となります。今は見えなくても、数回NaNoWriMoを繰り返したら、ものすごい進歩が見えるでしょう。

Camp NaNoWriMoのサイト(https://campnanowrimo.org/)では、夏休みの合宿のように、NaNoWriMoに挑戦する数人で組を作り、お互いを応援しながら書く機会が与えられます。英語のサイトではありますが、もし小説を書くことに興味があるお知り合いがいらっしゃいましたら、是非ご一緒にNaNoWriMoに挑戦してみてください!

私の場合? そうですね、4月はもう遅いので、6月に始めることを検討します(笑)。

Kacha-kacha-yama

マーティン・ベンジャミン

 

 

 

 

 

 

 

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