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2019年4月 1日 (月)

青い器

「アフガニスタンの古い器、日本の唐津とちょっと似てますよね」と、ある訳者さんとお話ししたことがあります。大好きな染付も、元をたどれば東地中海地域につながると前日訪れた『染付展』で知りました。

 前回のブログ担当から8カ月。前回は夏休み真っ最中でしたが、今回は春休みど真ん中です。部活の引退を2か月後に控えた子供たちは、毎日大きな弁当を抱えて朝早く出かけて行きます。最後の山場と分かっていても、日々をこなすので精いっぱいの母……(←私)。そんな中、どうしても見ておきたかった出光美術館の『染付展』に行ってきました。立派なものや高価な器は持っていないのですが、普段使いの器は断然ブルーが好きです。

 初めて自分のために買った食器は、フランフランの白いプレートだったと思います。もうウン十年以上前です。キラキラした店内のディスプレイに惹かれて買ったのですが、料理の腕が無いのに白いプレートは難易度が高すぎました。どんな料理もマズそーに見えるのです(苦笑)。

 その後家庭を持ち毎日料理するようになると、実家で使っていた器が頭をかすめるようになりました。立ち上がりのある中鉢や、お刺身の盛り合わせが映える大皿。どれも祖母がお嫁に来た時からある古い染付です。「なるほど、あれなら美味しそうに見える」というわけで、帰省するたびに拝借しているうちにいつのまにか青い器が集まってきました。

 『染付展』では、日本や中国の器だけでなく、東地中海地域の古い陶器が並んでいました。濃いブルーやのんびりした絵柄が可愛らしく、「ああ、こんなに遠くからやってきたのね」と文化の旅路が愛おしく思えたほどです。前述の訳者さんとの会話も思い出し、大きく頷きました。

 絵画や建築、園芸、インテリアと、さまざまなデザインの本を担当してきましたが、「器の書籍はないな」と思い至りました。ビジュアル本でありながら、世界史にも触れることができる面白い本が出来そうです。どこかの版元さん、翻訳依頼して頂けないでしょうか(笑)。

 次は瀬戸や備前などの六古窯の展覧会が行われるそうです(http://idemitsu-museum.or.jp/)。うちの食器棚にはもう新しいものを入れる余裕がないので、展覧会に通って満足する日々が続きそうです。

 

世界の青いうつわがたくさん♪

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一年中大活躍のうちの青い器たち

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コーディネーター 小口

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