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2018年7月 2日 (月)

アンデルセンと異文化体験

県民の日に、小学生の息子と「ふなばしアンデルセン公園」に行ってきました。

この公園、最近は月イチペースで通っており、年パスを購入しようかと本気で考え中です。ディズニーランドと肩を並べる人気アミューズメントスポットとして話題にもなりましたが、夏休みの混雑ぶりはディズニーランドなみ、いやそれ以上かもしれません。

ところで、なぜ船橋にアンデルセン? と思い調べてみると、船橋市がデンマークのオーデンセ市と姉妹都市提携し、もともとあった施設の隣にオーデンセ市出身の童話作家ハンス・クリスチャン・アンデルセンの童話の世界を具現化した施設を整備、それ以来「アンデルセン公園」と称している、ということがわかりました。

広い園内には本格的なアスレチックや水遊び場がありますが、この日は小雨が降り、肌寒かったのでおあずけ。ふだんあまり行かない「メルヘンの丘ゾーン」に直行しました。ここはデンマークの風景を再現したという美しい庭園で、子ども美術館や、アンデルセンの初版本などがおさめられた図書室がある童話館が建っています。

そして、童話館の一画にあるアンデルセン童話のミニシアターに。好きな作品のボタンを押すと、自動的にスクリーンに映画が流れるのですが、息子が選んだのは「雪の女王」と「マッチ売りの少女」。どこかなつかしい、そしてかなり年代ものの人形アニメですが、20分もあるので、かなりこまかなところまで描写され、なかなか本格的です。

息子はだいたいのあらすじは知っていたようですが、切なさがひしひし伝わってくる「マッチ売りの少女」の映像をみて、思わず「なんで子どもが働いてるの」とひとこと。

アンデルセンの初期の作品には貧困に対して問題を提起した作品が多いそうで、「マッチ売りの少女」は、アンデルセンの母の恵まれなかった幼少時代をモデルにしているといわれています。時代を反映した物語だったのですね。「人魚姫」もそうですが、アンデルセン童話はハッピーエンドで終わらない悲しい物語も多いです。アンデルセン童話は、グリム童話の「白雪姫」などより前、ずっと幼いころに触れ、「おやゆび姫がモ、モグラのお嫁さんに!?」とぎょっとした記憶があります。

思い起こせば、王子さま、お姫さま、ドレスや木靴、高い塔のあるお城など、初めて異文化に触れたのは絵本の世界を通してでした。大きなクリスマスツリーや七面鳥の料理など、絵本のなかで繰り広げられる世界に想像力をかきたてられたものです。

その後も、海外文学を通して、ロシア人の名前が覚えられないぞ、イギリスはやはり紅茶でティータイムなのね、などと、各国の文化や歴史についていくらか視野を広げることができたような気がします。

最近は高校生の息子の学校でも「グローバル」ばやりで、やれ留学、英検何級だなどと騒がしいですが、もっと身近な「本」で異文化と触れる機会が少しでもあれば、海外への関心は自然に高まるのではないでしょうか。今は、いろいろな映像があふれていますが、活字から得る知識は身にしみわたります。漫画とYouTubeしか見ない彼らに言っても、ヌカにクギ、のれんに腕押しですが……。

次回アンデルセン公園に行ったら、図書室をじっくり楽しもうと考えています。

コーディネーター杉田tulip

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本格的なデンマーク式水車も。

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晴れた日の庭園。季節ごとに手入れされた美しい花々であふれます。子どもだけでなく、大人も楽しめます。

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