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2018年4月 1日 (日)

野鳥観察

一昨年の冬にトランネットを退職してから、ひところバードウォッチングをしていました。

といっても、本格的なものではなく、毎朝ウォーキングをするようになったので、そのときに鳥がいれば観察する……という手軽なものでしたが。

我が家のまわりは住宅街で、自然豊かな環境とは言い難いので、見られる種類も限られています。

それでも、カラス、スズメ、メジロ、ハト、ハクセキレイなど、昔から馴染みのあった鳥のほかに、ヒヨドリ、シジュウカラ、オナガ、ムクドリ、カルガモ、オオバン、カワウ、ウグイス、ジョウビタキなどが生息していることに気が付くようになりました。

名前が分かるようになり、鳴き声や外見からそれがどの鳥か区別がつくようになるとおもしろいです。

また、カラスでも、ハシブトガラス、ハシボソガラスがいるということを知ると、これはどっちだろう、としばらく立ち止まって考えるようになりました。

特にカラスは、見ていると本当に面白くて、本を読んで新しい知識を仕入れては、「カラスはこんなこともするらしいよ!」「こんなこともわかるらしいよ!」と家族に話して聞かせました(今考えると、さぞ五月蠅かったことだろうと思います)。

また、カラスのほうも、私が尊敬のまなざしで見ているのが分かるのか、じーっと観察していても、私を敵だと認識しないようで、警戒している様子は見せませんでした。

友人などから突然カラスに襲われた、という話を聞くにつけ、巣を狙っているように見えたとか、何かしら理由があったのだろう、と常にカラスを擁護していました(友人からすれば、さぞ、うっとうしかったと思います)。

ただ、そんなカラスのしもべとなった私も、実は一度、怖い思いをしたことがあります。

それは、いつものウォーキングコースを歩いていたときでした。

道に空っぽの巣が落ちているのを発見した私は、よせばいいのに(人に踏まれてしまう、ととっさに思ったのか)、さっとつかんで端に寄せてしまいました。

すると、上空でカラスが一斉に威嚇の声をあげ始めました。

頭を蹴られるのではないかという怖さと、あんまりカァーカァー言われることの恥ずかしさとで、足早に現場を立ち去りました。

そのときはきまり悪い思いをしましたが、それからも懲りずに、バードウォッチングができるという干潟や海の近くへ足を延ばしてみたり、地域の観察会に顔を出したりしました。

とはいえ、身近で見かける鳥以外に区別がつくものはまだまだ少なく、おおざっぱにシギかな? トビかな? とかいうくらいです。

なお、そうした場所へ出かけると、よく鳥を見に来ている親子に遭遇しますが、子どもたちの知識には目を見張ります。

図鑑や、鳥の生態に関する本を何冊か暗記しているのではないだろうか、という印象なのです。

でも、そういえば、小さい頃は自分も図鑑を弟と一緒に眺め、何の苦も無く、むやみに恐竜の名前を覚えたりしていた覚えがあります。

やはり、記憶力に差は出てくるようです。

そんな風に、記憶力や視力の衰えを感じつつも、やっぱり鳥を観察するのはおもしろいです。

私は寒いのが大の苦手で、冬に北上することなどほとんど考えられないのですが、タンチョウのダンスを見るために行ってみようか? とか、利尻島へ行って、枯れ木をつつくクマゲラを見てみようか? とか、心惹かれています。

うまいものや温泉のほかに、旅の動機になるのは、鳥です……。

(鳥が一番の動機じゃないんかい!)

コーディネーター松田

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