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2017年2月

2017年2月 2日 (木)

チームワーク☆一座建立

人間、一人で生きているのではない、とか、仕事は一人ではできない、などと強く感じることが多くなりました。と同時に、昔、各方面に迷惑をかけていたのではないかとむくむくと心当たりが押し寄せてきて、叶うものならお詫び行脚したいと神妙な気持ちになります。今も未熟者ではありますが……。

皆様の大切な訳稿を拝見する際、コメントバルーンに勢いよくご提案など打ち込むため、typoが発生しやすいようです(あくまでも私の場合)。原文・訳文間を行きつ戻りつ検索しつつ、縦横斜め、裏から、俯瞰で、と立体で文章をとらえながら読もうとすると、アウトプット時の凝縮感がハンパないというか。お戻しする前に見直すように努めているのですが、時にtypoのままになっているのが後でわかり、赤面しています。しかし、すごいのは翻訳者の皆様がそれを解読して、当方の真意をくみ取ってブラッシュアップして戻してくださることです。一部の訳者様には慣れもあるのかもしれず……。今後はもっと気をつけるようにします。

翻訳者様も出版社様も小社にはクライアントなので、チームと呼ぶのは少々勇気がいるのですが、納品後のゲラチェック以降はとくに、異なる立場の全員が関与して補い合って仕上げていくチームワークの典型のように思います。書店に並ぶすべての本が、多くの人々のそれぞれの工程を経て今ここにあるのだと思うと、それだけで感慨深いものがあります。

先日、初釜茶会がありました。一期一会の言葉が示すように、茶席はそのときの亭主と正客の呼吸で決まるといっても過言ではありません。お軸やお道具にあまり詳しくなさそうな方に不快な思いをさせない気遣いや、逆に詳しい方に教えを請う配慮、さらに正客以外の連客のお客ぶりにも気を配る必要があります。知らない方の場合でも、所作や視線、佇まいからそれらを感じ取り、判断しなくてはなりません。水屋で指示待ちして言われたことだけをやっていた30年前には、何もかもが意味不明で、決まった口上でもあるのだろうと思っていたのですが、そうではなかった……。自由自在、臨機応変なのでした。想像力を働かせてお互いの立場を思いやって気持ちのいい茶席になると、まさに一座建立。これもまた、チームワークなのだと思います。

musicコーディネーター N.Yazawamusic

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