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2016年7月31日 (日)

翻訳学科って…?

梅雨も明けて、本格的に夏ですね!
気がつけば、こちらで働きはじめてからもうすぐ半年です。

実は仕事をしてみる前は、ジャンルも原語も様々な本を同時に何冊も担当して頭が混乱しないかな? とちょっと不安に思っていましたが、なんとかなるものですね(ミスもたくさんありますが・・・!)。

でも考えてみれば、図書館に缶詰になって本を調べたり論文を書いたりしていた学生時代とどこか似ているのかもしれません。
前回(http://tn-ura-column.cocolog-nifty.com/blog/2016/04/post-9a02.html)イギリスの大学院の翻訳学科にいたと書きましたが、どんなところかと気になっている方もいらっしゃるかもしれませんので、少しだけ紹介します。

私のいた翻訳学科は
・総合翻訳コース
・映像翻訳コース
・通訳コース
の3つに分かれ、私のいたのは総合翻訳コースです。
実践的な授業が多く、卒業後すぐに翻訳者やプロジェクトマネージャー(PM)として働き始めた同級生もいました。

・翻訳実践(英日・日英)

これをずっとやっていそうなイメージですが、実は毎週各1コマです。
ジャンルは様々、マニュアルや契約書から、新聞記事、小説や絵本まで、1週間に1ページ少しですが翻訳し、授業内でディスカッションします。よく聞かれますが、英日翻訳の担当は日本人の先生です!
私はもともと翻訳(特に文学)がやりたかったので、留学前はこの授業を楽しみにしていました。

・翻訳支援ツールを使った授業

総合翻訳コースが一番力を入れている授業です。
産業翻訳をされている方にはお馴染みかと思われる翻訳メモリのトラドスや、memoQ、ローカライゼーションツールのPassoloなどの使用方法の基本を教わり、翻訳プロジェクトを行います。
プロジェクトでは学生が翻訳者役とPM役になり、クライアント(教授ですが、最終的にNGOに訳文を渡したことも)に翻訳を納品します。ここでPMを務めたことが、翻訳に関わる仕事は翻訳者ばかりじゃないと実感したきっかけでした。

・理論関連

自動翻訳は人間の翻訳者と同じくらいの精度で翻訳ができるようになるのでしょうか?(私たちの仕事はどうなるんでしょう!?)
「ジャンル」って当たり前のように使う言葉ですが、一体何なのでしょう? ジャンルの違いは翻訳に影響するのでしょうか??
などなど。。

卒業課題は論文、または翻訳2本とコメンタリーを提出です。
私は時事関連の本と、小説を翻訳しました。

今の仕事に授業内容が直接役立つことは実はあまりないのですが、翻訳学科にいかなければPMやコーディネーターという仕事に関心を持つこともなかったかもしれません…!

☆おまけ☆

イギリス留学中に自転車を始めましたが、持ち帰ったロードバイクは自宅マンションの駐輪場から盗まれ…(T_T)
新しく、室内にしまえる折り畳み自転車を買いました。
熱中症には気を付けて走ります~。

コーディネーター 川上

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